危険な魚

危険な魚

海の魚には、ヒレに毒があったり、歯が鋭かったりなど、触ると危険なものがいます。体内に毒を有していて、食べられない魚もいます。ここでは危険な魚の代表的なものを紹介します。

触ってはいけない魚

<毒のヒレを持つ魚>
海水魚は、ヒレが鋭いものが多く、素手で持つと刺されるなどして危険です。その中でも、ヒレに毒を持っている非常に危険な魚がいます。

まず、ナマズのような形をしたゴンズイという魚です。一見危なそうには見えませんが、背ビレと胸ビレに毒を持っていて、刺されると強い痛みに襲われます。ゴンズイの他によく釣れる魚で毒を持っているのは、ハオコゼという小さな魚です。こちらも刺されると長時間痛みが続きます。

ゴンズイ
ゴンズイ
ハオコゼ
ハオコゼ
その他には、アイゴ、オニカサゴ、ミノカサゴ、オニオコゼなどが鋭い毒のヒレを持っています。また、エイは尾の付け根に毒の針を持っています。 これらの魚が釣れた場合は、魚を掴む道具を使ってハリをはずしますが、注意していても、魚が暴れて自分の体に触れてしまうことがあります。なので、無理にハリをはずさず、なるべく糸を切って対処したいです。
<歯が鋭い魚>
キバのような鋭い歯を持った魚もいます。これらの魚も、素手で触ると危険です。鋭い歯を持っているのは、ウツボ、ムツ、タチウオ、ヒラメ、カマス、ハタなどです。

ムツ
ムツ
カマス
カマス
また、フグとイシダイはキバのような歯はありませんが、噛む力が非常に強く、噛まれると危険ですので、これらも素手で触らないようにしたいです。

食べてはいけない魚

すでに一般的なことですが、フグには内臓などに毒があり、資格を持っている人以外は調理したり食べたりしてはいけません。

フグ
フグ
毒のないフグとして、ハコフグという甲羅をまとった魚が有名です。しかし、そっくりな魚で毒を有しているものもいますし、無毒といってもフグなので、素人は調理が禁止されています。